『勇者ライと3つの扉』三部作で、重要なキーワードとなるのが”赤毛”。
赤毛のキャラクターは・・・ライ、ソニア、お医者のタラス先生、
それからフェルの民。そしてじつは、オルトも赤毛なんです。
ウェルドにいたときには差別なんかされなかったライ(とソニア)も、
いったん壁の向こうへ出ると、赤毛のために殺されかけたことが何度もあり。
赤毛はなぜに嫌われる、と調べてみると──。
古代ギリシャでは赤毛の人は死後、吸血鬼に生まれ変わると言われ、
スペインでは、赤毛の女性は魔女狩りの対象に。つまり悪魔を
連想させるわけなんですね。
今でもヨーロッパの赤毛差別は根強く、イギリスのヘンリー王子
(弟さんのほう)も、学校時代は赤毛でいじめられたとか。
オレンジ色に真っ白い肌は素敵だと思うのは──日本人の私ですが。
ところで、赤毛にも何種類かあり、
1)ginger(オレンジ色系)、2)carrot-top(同じくオレンジ色系)
3)copperhead(赤銅色という赤が濃い色)
原書によれば、ライもソニアも3)です。
赤銅色に緑の瞳のソニアは、ほんとうにきれいだろうな!
ぜひお目にかかりたい!♡というのが、翻訳担当の意見でした。」
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